Intel LGA1700 プラットフォームは、2021 年の Alder Lake(12th Gen)から、 2022 年の Raptor Lake(13th Gen)、2023 年の Raptor Lake Refresh(14th Gen)までを支えるソケットです。 P コア(Performance)と E コア(Efficient)を組み合わせたハイブリッドアーキテクチャを採用し、 DDR4 / DDR5 の両対応、PCI Express 5.0、Thunderbolt 4 など、現代的な機能を幅広くサポートします。

チップセットは Z690 → Z790 を中心に、H670 / B660 / H610 などの下位モデルが展開され、 拡張性・PCIe レーン数・USB ポート数などで明確に差別化されています。

LGA1700 世代チップセットの特徴

  • ハイブリッドアーキテクチャ(P コア + E コア) に対応
  • DDR4 / DDR5 の両対応(マザーボードにより異なる)
  • PCI Express 5.0(GPU または M.2)
  • PCIe 4.0 レーンの大幅増加
  • Thunderbolt 4 / USB4 をサポート(実装依存)
  • 14th Gen Core(Raptor Lake Refresh)まで対応

Z690 / Z790 の違い(ハイエンド)

Z690(Alder Lake)

  • PCIe 5.0 x16(GPU)または x8 + x8 に対応
  • PCIe 4.0 レーンを多数搭載し、M.2 SSD の拡張性が高い
  • DDR4 / DDR5 の両対応マザーボードが存在
  • USB 3.2 Gen2x2(20Gbps)を最大 4 ポート

Z790(Raptor Lake)

  • PCIe 5.0 x16(GPU)または x8 + x8 に対応(Z690 と同じ)
  • PCIe 4.0 レーンが増加し、M.2 SSD の構成がさらに柔軟に
  • USB 3.2 Gen2x2(20Gbps)が最大 5 ポートに増加
  • 14th Gen Core(Raptor Lake Refresh)に最適化

下位チップセット(H670 / B660 / H610)

H670(上位メインストリーム)

  • Z690 と同等の PCIe レーン数(CPU OC 非対応)
  • 多くの USB ポートと M.2 スロットを確保

B660(メインストリーム)

  • PCIe 5.0(GPU)対応
  • PCIe 4.0 レーンは Z690 より少なめ
  • コスパ重視の構成で最も普及

H610(エントリー)

  • PCIe 5.0 非対応(GPU は PCIe 4.0)
  • M.2 スロット数が少ない
  • 最も安価な LGA1700 プラットフォーム

Intel 600 シリーズ(Alder Lake / Raptor Lake / 2021-2023)

チップセットZ690H670B660H610
OC(倍率変更)CPU / メモリメモリのみメモリのみ×
メモリDDR5 / DDR4DDR5 / DDR4DDR5 / DDR4DDR4
PCIe 5.0×16(GPU)×16(GPU)×16(GPU)×16(GPU)
M.2 / NVMe最大 4 スロット最大 3 スロット最大 2 スロット最大 1 スロット
USB 3.2 Gen2x2最大 4 ポート最大 2 ポート最大 1 ポート×
用途ハイエンド上位メインストリームメインストリームエントリー

Intel 700 シリーズ(Raptor Lake Refresh / 2023-2024)

チップセットZ790B760H770
OC(倍率変更)CPU / メモリメモリのみメモリのみ
メモリDDR5 / DDR4DDR5 / DDR4DDR5 / DDR4
PCIe 5.0×16(GPU)+ ×4(M.2)×16(GPU)×16(GPU)
M.2 / NVMe最大 5 スロット最大 3 スロット最大 4 スロット
USB 3.2 Gen2x2最大 5 ポート最大 2 ポート最大 2 ポート
用途ハイエンドメインストリーム上位メインストリーム