Intel / AMD チップセット一覧

チップセットとは複数の LSI(大規模集積回路)をまとめたもので、 ノースブリッジとサウスブリッジで構成されます。

Intel 800 シリーズ(Arrow Lake / 2024-2025)

Intel 800 シリーズは Core Ultra 200S(Arrow Lake-S)向けに登場した最新プラットフォーム。 新ソケット LGA1851 を採用し、DDR4 サポートを完全に終了。 PCIe 5.0、Thunderbolt 4、Wi-Fi 7 など最新 I/O に最適化された世代です。

チップセット Z890 B860
対応 CPU Core Ultra 200S(LGA1851) Core Ultra 200S(LGA1851)
メモリ DDR5 専用 DDR5 専用
PCIe 世代 PCIe 5.0(GPU / M.2) PCIe 5.0(GPU) / PCIe 4.0(PCH)
M.2 / NVMe CPU直結 PCIe 5.0 x4 PCIe 4.0 x4(構成により 5.0 対応)
USB / Thunderbolt Thunderbolt 4 統合、USB 3.2 Gen2x2 USB 3.2 Gen2x2、Thunderbolt 4(オプション)
OC(倍率変更) CPU & メモリ対応 メモリのみ対応
用途 ハイエンド / OC / クリエイティブ メインストリーム / 高コスパ構成

Intel 700 シリーズ(Raptor Lake Refresh / 2023-2024)

700 シリーズは Raptor Lake Refresh(第14世代)および Raptor Lake(第13世代)向けの LGA1700 プラットフォーム。600 シリーズをベースに機能強化され、 Z790 では PCIe 5.0 レーンの拡張や USB 3.2 Gen2x2 の増加などが行われた。

チップセットZ790B760H770
OC(倍率変更)××
メモリDDR5 / DDR4DDR5 / DDR4DDR5 / DDR4
PCIe 5.0×16(GPU)+ ×4(M.2)×16(GPU)×16(GPU)
M.2 / NVMe最大 5 スロット最大 3 スロット最大 4 スロット
USB 3.2 Gen2x2最大 5 ポート最大 2 ポート最大 2 ポート

Intel 600 シリーズ(Alder Lake / Raptor Lake / 2021-2023)

600 シリーズは Alder Lake(第12世代)および Raptor Lake(第13世代)向けの LGA1700 プラットフォーム。 DDR5 メモリと PCIe 5.0 を初サポートし、Pコア+Eコアのハイブリッド構成に対応した大きな転換点となった。

チップセットZ690H670B660H610
OC(倍率変更)×××
メモリDDR5 / DDR4DDR5 / DDR4DDR5 / DDR4DDR4
PCIe 5.0×16(CPU)×16(CPU)×16(CPU)×16(CPU)
M.2 / NVMe4スロット3スロット2スロット1スロット

Intel 500 シリーズ(Rocket Lake / 2021)

Rocket Lake(第11世代)向けの LGA1200 チップセット。 PCIe 4.0 を初サポートし、Z590 は高速 NVMe SSD の性能を最大限に引き出せる構成となった。

チップセットZ590B560H510
OC(倍率変更)××
PCIe 4.0CPU直結 ×16CPU直結 ×16×
M.2 / NVMe3スロット2スロット1スロット
USB 3.2 Gen2x2×

Intel 400 シリーズ(Comet Lake / 2020)

Comet Lake(第10世代)向けの LGA1200 チップセット。 14nm 世代の最終形で、Z490 は後に PCIe 4.0 対応マザーボードも登場した。

チップセットZ490B460H410
OC(倍率変更)××
PCIe 4.0一部マザーで対応××
M.2 / NVMe2スロット1スロット1スロット
USB 3.2 Gen2×

Intel 300 シリーズ(Coffee Lake / 2018)

Coffee Lake(LGA1151 v2)向けチップセット。6コア・8コア CPU に対応し、 Z390 では USB 3.1 Gen2 や CNVi(Intel Wi-Fi)をサポート。

チップセットZ390Z370H370B360H310
OC(倍率変更)×××
USB 3.1 Gen26×42×
M.2 / NVMe
LANGigabit Ethernet

Intel 200 シリーズ(Kaby Lake / 2017)

Kaby Lake(LGA1151)向けチップセット。Z270 は PCIe レーン数が増加し、 M.2 SSD の普及を後押しした世代。

チップセットZ270H270B250
OC(倍率変更)××
PCIe レーン(PCH)242012
M.2 / NVMe
USB 3.01086

Intel 100 シリーズ(Skylake / 2015)

Skylake(LGA1151)向けチップセット。DDR4 メモリを初サポートし、 Z170 は PCIe レーン数が多く拡張性に優れた。

チップセットZ170H170B150H110
OC(倍率変更)×××
PCIe レーン(PCH)201686
USB 3.010864
SATA 6Gbps6664

Intel 9 シリーズ(Wildcat Point / 2014)

Haswell Refresh / Devil's Canyon(LGA1150)向けチップセット。 M.2 / SATA Express を初サポートし、ストレージ性能が大幅に向上した世代です。

チップセットZ97H97
M.2 / SATA Express
OC(倍率変更)×
USB 3.066
SATA 6Gbps66

Intel 8 シリーズ(Lynx Point / 2013)

Haswell(LGA1150)向けチップセット。省電力化が進み、SATA・USB の安定性が向上。 Z87 はオーバークロック向けの主力チップセットとして人気が高かった。

チップセットZ87H87B85H81
OC(倍率変更)×××
USB 3.06642
SATA 6Gbps6642

Intel 7 シリーズ(Panther Point / 2012)

Ivy Bridge / Sandy Bridge 両対応の LGA1155 チップセット。 USB 3.0 をネイティブサポートした初の Intel チップセットです。

チップセットZ77Z75H77B75
内蔵 GPU
OC(倍率変更)××
USB 3.04 ポート(ネイティブ)
SATA 6Gbps2121

Intel 6 シリーズ(Cougar Point / 2011)

Sandy Bridge 世代(LGA1155)向けチップセット。PCIe・メモリコントローラは CPU 側に統合され、 チップセットは PCH として機能。SATA 6Gbps を初サポートした世代です。

チップセットZ68P67H67H61
内蔵 GPU×
OC(倍率変更)××
SATA 6Gbps2220
USB 3.0×(非対応)

Intel 用チップセット

Intel 5 シリーズ(Ibex Peak / 2009)

Intel 5 シリーズは、初めてノースブリッジ機能(メモリコントローラ・PCIe)を CPU 側へ統合し、 チップセットはサウスブリッジ(PCH)単体構成となった世代です。 LGA1156 プラットフォームで、Core i7-800 / i5-700 / i5-600 / i3-500 をサポートします。

チップセットP55H55H57Q57
内蔵 GPU 対応×
PCI ExpressCPU 直結 ×16CPU 直結 ×16
SATA6666
USB 2.014121414

Intel 4 シリーズ(Eaglelake)ノースブリッジ

チップセットP45P43G45G43
FSB1333 / 1066 / 800 MHz
メモリDDR3 / DDR2
最大メモリ8GB / 16GB4GB / 8GB8GB / 16GB8GB / 4GB
内蔵 GPU×○(Intel GMA X4500HD)

2008年投入の Eaglelake 世代。Intel 3 シリーズの後継で、 メモリ容量の増加以外は大きな変化は少ないが、安定性が高く評価された。

Intel 3 シリーズ(Bearlake)ノースブリッジ

チップセットX38P35G35G33
FSB1333 / 1066 / 800 MHz
メモリDDR3 / DDR2DDR2DDR3 / DDR2
最大メモリ8GB
内蔵 GPU×○(Intel GMA X3500)

2007年6月発売の Bearlake 世代。P965 の後継で、FSB1333MHz と DDR3 に対応し、 次世代 Core 2 プロセッサ向けの基盤となった。

Intel 3 シリーズ サウスブリッジ(ICH9 / ICH9R)

チップセットICH9ICH9R
SATA ポート46(RAID 対応)
USB 2.012 ポート
AudioHD Audio
LANGigabit Ethernet

USB ポート数が増加し、ICH9R は RAID 0/1/10/5 や Intel Turbo Memory に対応。

AMD 600 シリーズ(AM4 / 2020-2022)

AMD 600 シリーズは Ryzen 5000(Zen3)向けの AM4 チップセット。 B550 は PCIe 4.0 に対応し、X570 はチップセット側も PCIe 4.0 をサポートする ハイエンド構成として人気が高かった。

チップセットX570B550A520
PCIe 4.0 CPU + チップセット CPU のみ ×
OC(倍率変更)×
M.2 / NVMe最大 3 スロット最大 2 スロット1 スロット
USB 3.2 Gen2△(少なめ)
用途 ハイエンド / PCIe 4.0 完全対応 ミドルレンジの主力 廉価・省電力

AMD 500 シリーズ(AM4 / 2018-2020)

AMD 500 シリーズは Ryzen 3000(Zen2)向けに登場し、 X570 は世界初の PCIe 4.0 対応チップセットとして話題になった。 B450 はコスパの高さから長期間人気を維持した。

チップセットX570X470B450
PCIe 4.0 CPU + チップセット × ×(BIOS 更新で CPU 側のみ対応)
OC(倍率変更)
M.2 / NVMe最大 321〜2
USB 3.1 Gen2
用途 ハイエンド / PCIe 4.0 ミドル〜ハイ ミドルレンジの定番

AMD 400 シリーズ(AM4 / 2017-2018)

AMD 400 シリーズは Ryzen 2000(Zen+)向けに登場し、 B450 / X470 は後に Ryzen 5000(Zen3)にも対応したことで非常に寿命が長い世代となった。

チップセットX470B450A320
PCIe 3.0
OC(倍率変更)×
M.2 / NVMe21〜21
USB 3.1 Gen2×
用途 ミドル〜ハイ コスパ最強クラス 廉価モデル

AMD 300 シリーズ(AM4 / 2017)

AMD 300 シリーズは初代 Ryzen(Zen1)向けに登場した AM4 最初のチップセット。 X370 はハイエンド向けで、B350 はコスパの高さから自作 PC で広く普及した。 後に BIOS 更新により Ryzen 5000(Zen3)まで対応したモデルも多く、非常に寿命の長い世代となった。

チップセットX370B350A320
PCIe 3.0 ○(拡張性高い)
OC(倍率変更) ×
M.2 / NVMe 2 1〜2 1
USB 3.1 Gen1/Gen2 ×
用途 ハイエンド(初代 Ryzen) ミドルレンジの定番 廉価モデル

AMD 9 シリーズ(AM3+ / 2011-2014)

AMD 9 シリーズは FX(Bulldozer / Piledriver)向けの AM3+ チップセット。 990FX はハイエンド OC・マルチ GPU 向けで、当時のハイエンド自作 PC で広く使われた。

チップセット990FX990X970
PCI Express ×16 ×4(CrossFire / SLI) ×16 ×2 ×16 ×1
内蔵 GPU×××
SATA 6Gbps666
USB 3.0外部コントローラで対応
用途 ハイエンド OC / マルチ GPU ミドルレンジ エントリー

AMD 8 シリーズ(FM2+ / APU / 2013-2015)

AMD 8 シリーズは Kaveri / Godavari APU(FM2+)向けのチップセット。 内蔵 GPU を活かした省電力 PC・小型 PC 向けとして人気が高かった。

チップセットA88XA78A68H
PCI Express ×16 ×1 ×16 ×1 ×16 ×1
内蔵 GPUAPU 側に統合(Radeon R7 / R5)
SATA 6Gbps864
USB 3.0442
用途 ハイエンド APU / 拡張性重視 ミドルレンジ 省電力・廉価

AMD 7 シリーズ ノースブリッジ

AMD 7 シリーズは Phenom / Athlon 64 X2 時代の主力チップセットで、 790FX はハイエンド OC・マルチ GPU 向け、780G は省電力 IGP として人気が高かった。

チップセット790GX790FX790X780G780V
内蔵 GPU Radeon HD 3300 × × Radeon HD 3200 Radeon HD 3100
PCI Express ×16 ×2(CrossFire) ×16 ×4(最大4本) ×16 ×2 ×16 ×1 ×16 ×1
用途 ミドルレンジ+IGP ハイエンド OC / CrossFire ミドルレンジ 省電力 IGP 廉価 IGP