Intel 915
チップセットとは複数のLSI(大規模集積回路)をまとめた物。チップセットはノースブリッジとサウスブリッジで構成されてる。Athlon 64ではこの限りではありません。
Pentium4用チップセット
Intel
チップセット | Intel 925X | Intel 915P | Intel 915G | Intel 915GV |
---|---|---|---|---|
FSB | 533/800MHz | 533/800MHz | ||
メモリインターフェイス | DDR2-SDRAM デュアルチャネルDDR2-SDRAM | DDR SDRAM/DDR SDRAM2 デュアルチャネルDDR/DDR2 | ||
サポートメモリ | DDR2 533 | DDR 333/400 DDR2 533 | ||
メモリ帯域 | 8.5GB/sec | 8.5GB/sec | ||
最大積載メモリ容量 | 4GB | |||
グラフィックインターフェイス | PCI Express x16 | × | ||
内蔵グラフィックス | × | ○ | ||
USB | USB 2.0 8ポート | |||
IDE | ATA/100 1ポート | |||
Serial ATA | SATA-150 4ポート |
Pentium4用のチップセットと言えばIntelの純正品。Intel 925XがAlderwood、Intel 915がGrantsdaleというコードネームで呼ばれていました。
旧メインストリームである865系との違いはLGA-775サポート、デュアルチャネルDDR2-533、PCI Express x16をサポート。Serial ATA 4ポート、Serial ATA RAIDと言った違いがあるものの、CPUソケット、メモリ、ビデオカードのインターフェースと規格変更が目立つ。メモリ帯域は845系の2.7GB、865系の6.4GBに比べ最大8.5GBになるが、DDR 400を使用する限り6.4GBである。Intel 915P/Gの違いはGには内蔵グラフィックスコアがあり、Pには無いと言うことです。ローエンド向けにはIntel 915GVにはPCI Express x16インターフェースがありません。
他にもPentium 4 Extreme Editionの為にFSB1066MHz対応になったIntel 925XEなどがあります。
Pentium4用のチップセットと言えばIntelの純正品。安定性を考えるならまずこれという事になります。さて上の表には現行のメインストリーム向けチップセット。下記の表にはローエンド向けチップセットを掲載しています。
旧メインストリームである845系との違いは 800MHz FSB、デュアルチャネルDDR、DDR400対応。 他にもSerial ATA等にも正式対応等、大幅な違いがある。 メモリ帯域は845系の2.7GBに比べ6.4GBになり、性能にもかなりの違いがある。
Athlon 64用チップセット
VIA製
チップセット | K8T800 Pro | K8T800 | K8M800 | |
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FSB | HT 1GHz | HT 800MHz | ||
AGP | AGP 8X | |||
内蔵グラフィックス | × | ○ | ||
USB | USB 2.0 8ポート | |||
IDE | ATA/133 2ポート | |||
Serial ATA | SATA-150 2ポート |
Athlon 64向けのVIA製チップセット。グラフィックス統合型のK8M800、Socket 939と1GHz HyperTransportに対応したK8T800 Proがあります。
nVIDIA製
チップセット | nForce3 150 | nForce3 250 | |
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FSB | HT 800MHz | ||
AGP | AGP 8X | ||
内蔵グラフィックス | × | ||
USB | USB 2.0 6ポート | USB 2.0 8ポート | |
IDE | ATA/133 2ポート | ||
Serial ATA | × | SATA-150 4ポート |
メインメモリはDDR SDRAMの2チャネルでDDR 400の2チャンネル構成では最大帯域幅が6.4GB/secとなります。MCPとMCP-Tの違いはMCP-Tの方がIEEE 1394、ドルビーデジタルのリアルタイムエンコーダエンジン等が搭載されたMCPの上位版となります。SPPのnForce2を「nForce2-ST」、IGPのnForce2を「nForce2-GT」と呼びます。
FSB 400MHz、DDR 400に対応したnForce2 400が登場しています。nForce2 400はシングルチャネルメモリの下位版で上位版のnForce2 Ultra 400はデュアルチャネルメモリ対応となっています。
SiS製
チップセット | SiS745 | SiS746 | SiS746FX | SiS748 |
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FSB | 200/266MHz | 200/266/333MHz | 266/333/400MHz | |
メモリインターフェイス | DDR SDRAM | |||
サポートメモリ | DDR 200/266/333 | 266/333/400 | ||
メモリ帯域 | 2.7GB/sec | 3.2GB/sec | ||
最大積載メモリ容量 | 3GB | |||
AGP | AGP 4X | AGP 8X | ||
内蔵グラフィックス | × | |||
USB | USB 1.1 | USB 2.0 | ||
IDE | ATA/100 | ATA/133 | ||
IEEE 1394 | 有 | 無 |
注意
ALiやATIは共に、Socket478、A用のチップセットを提供していますが、ちょっと流通量も少ないので表は作成しておりません。ご了承ください。店頭や通販等でALi、ATIのチップセットに興味が湧いた方は調べてみると良いでしょう。ATIチップの内蔵グラフィックスコアは本業がグラフィックチップだけあってnVIDIAに負けず、高性能なグラフィックスコアを内蔵しています。