大日本帝国海軍・特務艦艇の歴史
第一次世界大戦
- 1914年07月28日:オーストリア=ハンガリー帝国がセルビアに宣戦布告
- 1914年07月31日:ロシア帝国が総動員令を布告
- 1914年08月02日:ドイツ帝国がロシア帝国に宣戦布告
- 1914年08月03日:ドイツ帝国がフランスに宣戦布告
- 1914年08月04日:大英帝国がドイツ帝国に宣戦布告
- 1914年08月23日:日英同盟を結んでいた大日本帝国がドイツ帝国に宣戦布告
給糧艦「間宮」
当時世界最大の給糧艦。基準排水量は15,820トン。航空母艦「蒼龍」の15,900トンとほぼ同じ。
巨大な冷蔵庫・冷凍庫を持ち、18,000人×3週間分の食料を貯蔵。牛舎もある。アイスクリーム、ラムネ、まんじゅう等の嗜好品も製造できる。
世界恐慌
ニューヨーク証券取引所で株価が大暴落したことをきっかけに世界を襲った大恐慌。
特に失業率40%を突破したドイツでは深刻な社会不安に陥り、ヒトラー率いるナチ党台頭の原因となった。
国政選挙でのナチ党の当選は1928年時点では12議席、しかし、1932年の選挙では全584議席中230議席を獲得して第一党に躍り出ている。
満州事変
満洲駐留の大日本帝国陸軍「関東軍」が満州を占領。関東軍主導の下、日本租界へ身を寄せていた清朝最後の皇帝・愛新覚羅溥儀を担ぎ上げて満洲国を建国する。
一方、日本政府は9月19日に緊急閣議を開き、幣原喜重郎外務大臣が外交活動による解決を図ろうとした。
- 1933年5月31日工作艦「朝日」
1900年に大英帝国のジョン・ブラウン社が建造した大日本帝国の戦艦。日露戦争にも参加した。
1921年9月1日に海防艦、1923年4月1日に練習特務艦、1937年に工作艦となって太平洋戦争に参加した。
工作艦「明石」
連合艦隊の平時年間修理量の約40%を処理する新造工作艦。艦内には17の工場、ドイツ製工作機械144台を持つ。
太平洋戦争時には南方で破損した艦の修理を担当。この為、アメリカ海軍が最重要攻撃目標に定めている。
第二次世界大戦
- 1939年09月01日:ドイツ軍がポーランドへ侵攻
- 1939年10月06日:ポーランド降伏
- 1940年04月09日:デンマーク降伏
- 1940年06月08日:ノルウェー占領
- 1940年05月15日:オランダ降伏
- 1940年06月22日:フランス降伏
- 1940年07月10日:バトル・オブ・ブリテン
- 1940年09月07日:ロンドン大空襲
日独伊三国同盟
中国国民党の蒋介石を支援するアメリカを牽制する為、ヨーロッパでの戦争に勝利を収めつつあるドイツと手を結ぶ。
松岡洋右外務大臣は三国同盟にソ連を加えた「ユーラシア大陸同盟(日独伊ソ四国同盟構想)」を目指して奔走。結果「日ソ中立条約」が結ばれることになる。
杵埼型給糧艦
基準排水量は910トン。給糧艦「野埼」の2倍の食料を搭載できる。冷凍糧食や生鮮品に特化している。
- 1940年09月30日:杵埼
- 1942年08月31日:早埼
- 1943年01月30日:白埼
- 1943年05月29日:荒埼
太平洋戦争
- 1941年12月08日:マレー作戦・香港の戦い(対イギリス戦)
- 1941年12月08日:真珠湾攻撃(対アメリカ戦)
- 1941年12月08日:オランダ、大日本帝国に宣戦を布告
- 1941年12月10日:中華民国、大日本帝国に宣戦を布告
終戦
終戦時まで残っていた艦は下記。
戦艦は榛名(大破着底)、伊勢(大破着底)、日向(大破着底)、長門(中破)。
航空母艦は鳳翔、隼鷹(機関損傷)、龍鳳(係留して対空砲台)、海鷹(擱座)、天城(転覆)、葛城。
重巡洋艦は青葉(大破着底)、妙高(航行不能)、高雄(航行不能)、利根(大破着底)。
軽巡洋艦は北上(航行不能)、大淀(転覆)、酒匂。
駆逐艦は澤風、汐風、夕風、波風、神風、春風(艦尾損失)、潮(航行不能)、響、雪風、涼月(係留して対空砲台)、冬月(戦後工作艦となる)、春月、宵月、夏月、花月、竹、桐、杉、槇、樫、榧、楢(航行不能)、柳(擱座)、椿(中破)、楓、欅、柿、樺、蔦、萩、菫、楠、初櫻、楡(中破)、椎、榎(擱座)、雄竹、初梅。
工作艦/給糧艦は伊良湖(大破着底)、早埼、白埼、荒埼。