大日本帝国海軍・第六艦隊
第六艦隊(だいろくかんたい)
第六艦隊は、大日本帝国海軍の「潜水艦部隊」を統合・統括する専門艦隊です。1940年に編制され、それまで分散されていた潜水戦隊を一元的に指揮下に置くことで、広大な太平洋における索敵、奇襲、そして通商破壊作戦の展開を可能にした。
編成の特色と戦力
各潜水戦隊は、潜水母艦(補給・整備拠点)を旗艦とし、複数の潜水隊を擁する構成となっています。
- 旗艦「香取」: 司令部機能に特化した練習巡洋艦「香取」が艦隊旗艦を務めました。高い居住性と通信能力を活かし、広範囲に散らばる潜水艦たちに指令を送る司令塔として機能しました。
- 第1潜水戦隊: 特設潜水母艦「靖国丸」を擁する精鋭部隊です。伊15〜伊26といった新鋭の巡洋潜水艦(乙型・丙型)が揃っており、真珠湾攻撃時にはハワイ周辺に展開し、敵艦隊の動向を監視しました。
- 第2潜水戦隊: 特設潜水母艦「さんとす丸」の下、伊1〜伊6といった大型の巡洋潜水艦(海大一型〜三型)が名を連ねます。これらは長大な航続距離を活かした遠距離哨戒を得意としました。
- 第3潜水戦隊: 潜水母艦「大鯨」を擁する部隊です。中型・大型の潜水艦が混在し、主力艦隊の進路確保や先遣任務に従事しました。
潜水艦による「漸減邀撃」の要
第六艦隊の真の恐ろしさは、艦隊決戦を有利にするための「漸減(ざんげん)作戦」にあります。敵主力艦隊が近づく前に、潜水艦による長距離魚雷攻撃でその戦力を削ぐことが基本戦術でした。また、真珠湾攻撃において「特殊潜航艇(甲標的)」を運搬・放出したのも、この第六艦隊に属する潜水艦たちでした。
- 第六艦隊
- 香取
- 第1潜水戦隊
- 靖国丸、伊9
- 第1潜水隊
- 伊15、伊16、伊17
- 第2潜水隊
- 伊18、伊19、伊20
- 第3潜水隊
- 伊21、伊22、伊23
- 第4潜水隊
- 伊24、伊25、伊26
- 第1潜水隊
- 靖国丸、伊9
- 第2潜水戦隊
- さんとす丸、伊7、伊10
- 第7潜水隊
- 伊1、伊2、伊3
- 第8潜水隊
- 伊4、伊5、伊6
- 第7潜水隊
- さんとす丸、伊7、伊10
- 第3潜水戦隊
- 大鯨、伊8
- 第11潜水隊
- 伊74、伊75
- 第12潜水隊
- 伊68、伊69、伊70
- 第20潜水隊
- 伊71、伊72、伊73
- 第11潜水隊
- 大鯨、伊8
- 第1潜水戦隊
- 香取
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