ろ号作戦
大日本帝国海軍がブーゲンビル島周辺の連合軍上陸船団と艦隊に対して行なった航空攻撃。
敵の進攻を一時的に阻止し、防衛体制強化の時間を稼ぐことが目的だったが、投入した第一航空戦隊の艦載飛行機隊搭乗員の約5割が戦死、艦載機121機を失い、一航戦飛行機隊が事実上壊滅。作戦は失敗に終わった。
多くの艦載機を失った原因はアメリカ海軍のレーダーが30分以上前に日本の攻撃を察知し、すぐに戦闘機を発進させて待ち構えていたこと。レーダー、ソナー、通信を集約した戦闘情報センター「Combat Direction Center」を生みだしていたこと。VT信管の使用が挙げられる。
また、1944年6月19日に起こる「マリアナ沖海戦」でも同様の原因で多くの艦載機を失い、大日本帝国海軍の空母機動部隊は戦闘能力を喪失することになる。
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