機動戦士ガンダム00 第18話「悪意の矛先」

　ネーナ意味もなく結婚式襲撃、ルイスは家族や親戚、左手を失う衝撃の展開。そんなキツイ展開の中、沙慈の姉さんも死亡フラグを立ててしまった。これで終わりじゃないところがさらに酷い。惨い。

　一方でヴェーダ崇拝者のティエリアがアクセスを拒否されヴェーダ改ざん、ハッキング疑惑が高まる中、裏切り者の存在も示唆されソレスタルビーイングの根幹が揺らぎ始まる。しかし、悪逆非道やりたい放題のガンダムスローネを圧倒するグラハムは格好良すぎる。

トリニティの武力介入はこれで7度目。軍の基地をあれこれ構わず殲滅。
イメージ的にヨハンは淡々と任務をこなし、ミハエルは虐殺を楽しんでいるとして、
唯一セリフのあるネーナは遊んでるよなぁ……。GN粒子広域散布してるだけで見てるだけだし。

ガンダムスローネのプラモデルによると、
大方の予想通りトリニティ兄妹はデザインベイビーだったみたい。
超兵一号のソーマやガンダムSEEDで言うところのコーディネーター。

トリニティ兄妹の場合は雰囲気的に強化人間っぽいけど。

ガンダムスローネ研究会。システムと装甲は同じ。
GNドライヴは機能的に同じだけど、炉心部にTDブランケットが使われていない。
既にスローネに搭載されているのは疑似太陽炉「Τ（タウ）」と発表されていたけど、
TDブランケットが使われていない為、有限であるようだ。

それで、このTDブランケットのTDがエイフマン教授の言っていたトロポジカル・ディフェクトの略。
正しくは「Topological Defects(トポロジカル・ディフェクト)」という宇宙・SF用語。位相的欠陥。相転移の落ちこぼれ。

ここまで分かっただけで、SFマニアの方は、モノポールエンジンのことだと分かる。

閑話休題

ヴェーダハッキング疑惑。裏切り者がいる。
いつもヴェーダとリンクして情報を読み取るティエリアもアクセスを拒否される。
……ふーむ、この時点でヴェーダを改ざんした犯人となり得るのは、
ヴェーダのターミナルユニットに入り込んだネーナ・トリニティ。
なぜかティエリアが絶望してる裏で、佇んでいる姿を描写されたアムロ声のリボンズ・アルマーク 。
高度なプログラミング能力を持つクリスティナ・シエラくらい。

まあ、無意味な映像じゃないとすると、ヴェーダにアクセスできるアレハンドロとリボンズが最有力。

それにしても、
ティエリア先生「絶望した！　ヴェーダにアクセスを拒否されて絶望した！」
絶望先生を知る者にとってこれ以上ないくらいの声優ネタ。
絶望した！　を想起した人は絶望先生ファン。

次期MS選定と聞いて、ゲルググとギャンが思い浮かぶ人は『ギレンの野望』脳。
ザクとヅダが思い浮かぶ人はOVA『機動戦士ガンダム MS IGLOO』脳だと判断できる。

閑話休題。

フラッグの性能実験中の模擬戦で……の部分が、
アラスカのジョシュアの言っていたグラハムの上官殺し。後ろから撃たれるってことなんだろう。

沙慈の姉さん、絹江・クロスロードも死亡フラグを着実に立てている。
プロフェッサーに続いて、絹江も知りすぎて殺されそうだが、沙慈はどうなるんだろう。

戦争根絶の為、働き詰めのトリニティ。

ネーナ「なーにソレ！　こっちは必死でお仕事やってんのに、脳天気に遊んじゃってさ！」

自分は仕事してるのに、あいつら遊んでるという誰でも感じたことのある些細な事で皆殺し。
ネーナ、ヤバすぎ！

ちなみに、脳天気に遊んじゃってと聞いた時、
機動戦士ガンダムZZのプルツー「ノーテンキなんだよ！」が脳内再生された。
そんな……歴代ガンダムシリーズ敵ヒロイン？　の中でもネーナの所行は最悪だ。
シーマの毒ガス、ハマーンのコロニー落としに比べれば人口的には大したことないが、
その時の気分で襲うなんて、ただの殺人狂だろう。

ネーナ「ごめーん、スイッチ間違えちゃって！」

ネーナもネーナだが、それ以上ににぃにぃズの反応が凄い。
ミハエルの「作戦続きで疲れてるんだろ」ってフォローする場面か？

ミハにぃ、どんだけシスコンなんだよ！

ポニーテールじゃないビリー・カタギリ。
病院抜け出してきて、フラッグの整備というのは地味ではあるが、
スメラギさんと会う度にヘタレなイメージが付いてきていたので、妙に格好良く見える。

グラハムがハワードの敵討ち。ビリーがエイフマン教授の代わりにフラッグをカスタムしていく。
主人公をほっといて、燃える展開。セリフさえ変じゃなければ、グラハムは主人公できるね。

グラハム「どれほどの性能差であろうとッ！　今日の私は、阿修羅すら凌駕する存在だ！」

グラハムが格好良すぎる。終始スローネアインを圧倒。
毎度毎度思うが、グラハムがガンダム乗ったら、マイスターは誰も勝てない(笑)

しかし、お約束の吐血。
ゼクスもトールギスに初めて乗った時に、これ以上加速すると死ぬなと感じてたけど、
グラハム専用カスタムフラッグも同じだろう。

事前にネタバレスレで、ルイスが左手を失うという展開を目にしていたけど、大ダメージ。
これは恐ろしいくらいにキツイ展開だ。

今まで長々と別作品のような話を独自に進んでいた沙慈とルイスだけに、
ここに来て、一気に絶望感を突きつけてくれる。脚本の黒田洋介はこの辺の描写は強烈だなぁ。
まあ、9年前の無限のリヴァイアスから、分かってたことだけど。

兵器工場で働く民間人800名以上を虐殺したトリニティに無断で挑む刹那。
珍しく刹那が主人公らしく美味しいところに突っ込んでいって締めた。

序盤いつもいたステージボスの逆パターン。
スローネ側から見たら、予想外の相手からの奇襲。
でも、刹那お得意の無断行動なところはご愛敬といった感じ。

あとがき

この12日間、正直へこんでいた。
匿名で、ガンダム00について書かないで欲しいというメッセージをもらってショックを受けてました。
この間のガンダム00関連ニュースもスッポリ抜けるくらい凹んでました。キツかった。

私の書いた文章を好意的に待っていてくれた方には、関係があるので、言いますと、
私の感想、ガンダム00記事は他作品を例にとって批判しており、そんな感想を安易にネット上に公開してガンダム00という作品を貶めているといった内容のメッセージでした。
詰まるところ、私がガンダム00を批判して楽しんでいる、という風に感じました。

今まで、この手のコメントやメールをもらった覚えがないので、かなりショックでした。
一応。批判しているという部分にはいくつか心当たりあります。

コードギアスやガンダムWと比較したり、
ガンダムSEEDとDVD売り上げ比べたり、
小学生向けじゃあないと言ったりしました。

あと、内容に逐一ツッコミ入れてましたので、その辺がダブルオーを下げて、
他の作品を持ち上げていると思われたんでしょうが、作品を比較しながら評価するのは普通ですし、
何よりも、わざわざ嫌いな作品の評判を下げるために3時間も4時間もかけて書きません。
その根底の部分を匿名さんには理解して欲しかった。
まあ、私のガンダム00関連の文章が嫌いなら、仕方ないのですが。

それで、長らくお待ちいただいている方と九嶋のは愛あるツッコミだから良いと思うと、
フォローしてくれた知り合い等には感謝しつつ、未だに本編に追いついていないことを暖かい目で見てくだされば幸いです。
正直もう遅すぎてゲームオーバーだと思ってるんですが(苦笑)

ガンダム00 セカンドシーズン放送話一覧
03月29日機動戦士ガンダム00 2nd 第25話「再生」
03月22日機動戦士ガンダム00 2nd 第24話「BEYOND」
03月15日機動戦士ガンダム00 2nd 第23話「命の華」
03月08日機動戦士ガンダム00 2nd 第22話「未来のために」
03月01日機動戦士ガンダム00 2nd 第21話「革新の扉」
02月22日機動戦士ガンダム00 2nd 第20話「アニュー・リターン」
02月15日機動戦士ガンダム00 2nd 第19話「イノベイターの影」
02月08日機動戦士ガンダム00 2nd 第18話「交錯する想い」
02月01日機動戦士ガンダム00 2nd 第17話「散りゆく光の中で」
01月25日機動戦士ガンダム00 2nd 第16話「悲劇への序曲」
01月18日機動戦士ガンダム00 2nd 第15話「反抗の凱歌」
01月11日機動戦士ガンダム00 2nd 第14話「歌が聴こえる」
12月28日機動戦士ガンダム00 2nd 第13話「メメントモリ攻略戦」
12月21日機動戦士ガンダム00 2nd 第12話「宇宙で待ってる」
12月14日機動戦士ガンダム00 2nd 第11話「ダブルオーの声」
12月07日機動戦士ガンダム00 2nd 第10話「天の光」
11月30日機動戦士ガンダム00 2nd 第09話「拭えぬ過去」
11月23日機動戦士ガンダム00 2nd 第08話「無垢なる歪み」
11月16日機動戦士ガンダム00 2nd 第07話「再会と離別と」
11月09日機動戦士ガンダム00 2nd 第06話「傷痕」
11月02日機動戦士ガンダム00 2nd 第05話「故国燃ゆ」
10月26日機動戦士ガンダム00 2nd 第04話「戦う理由」
10月19日機動戦士ガンダム00 2nd 第03話「アレルヤ救出作戦」
10月12日機動戦士ガンダム00 2nd 第02話「ツインドライヴ」
10月05日機動戦士ガンダム00 2nd 第01話「天使再臨」

投稿者:九嶋秀二郎 (公開日：2008年2月23日 17:45/最終更新日：2010年10月16日 05:40)

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