駆逐艦「山風改二」
2021年9月28日、白露型8番艦「山風」に改二改装、およびコンバート形式の「改二丁」が同時実装された。改造にはLv83と改装設計図、戦闘詳報を要求する。かつて「大湊から柱島へ」向かう途上で消息を絶った彼女が、その空白の記憶を埋めるかのように手に入れた新たな力。改二となった彼女の表情には、かつての陰りだけでなく、提督への信頼を感じさせる柔らかな微笑みが浮かんでいる。
⚓ 潜水艦を「返り討ち」にする対潜・雷撃能力
山風改二は、史実での最期(米潜ノーチラスによる雷撃)を踏まえた「if改装」としての側面が強く、特に対潜・雷装面で目覚ましい進化を遂げている。
- 「三式水中探信儀改」との共鳴: 改二任務を通じて入手可能な「三式水中探信儀改」に対して高い装備ボーナスを持つ。素の対潜値の高さも相まって、ケッコン前であっても1スロットでの「先制対潜爆雷攻撃」が容易となっており、潜水艦キラーとしての地位を確立した。
- 駆逐艦最高峰の雷装値: 雷装値は「95」に達し、海風改二と同様、夜戦においては戦艦級をも沈めうる打撃力を発揮する。素手での夜戦火力は155と、改二駆逐艦のなかでも極めて高い水準にある。
- 特二式内火艇の運用: 改二丁とは異なり上陸用舟艇(大発等)は装備できないが、特二式内火艇の装備は可能。対潜・水上戦・対地攻撃と、多岐にわたる戦局に対応可能なバランスの良さが魅力だ。
🛍 三越の衝撃:実装半年で「伝説」となった女王
山風の人気を不動のものとしたのは、性能面だけではない。特筆すべきは、2017年3月に開催された「艦これ×三越」コラボ(第二次作戦)での鮮烈な活躍である。
【日本橋三越を彩った、お買い物中の休息】
実装からわずか半年足らずという異例の速さで、あの「榛名」と共にメインビジュアルの1人に抜擢。お買い物中に一息つく私服姿の新規描き下ろしイラストは、当時の提督たちに衝撃を与えた。三越グッズランキングでは、名だたる人気艦を抑えて榛名と共に上位を独占。上の姉たち(海風など)を差し置いて瞬く間に「衣装持ち」の仲間入りを果たした彼女は、今や鎮守府屈指のファッションアイコンとしても愛されている。
🎀 絆を纏う、成長した姿
玖条イチソ氏による新デザインでは、白露型改二特有の「耳のようなハネ」に加え、長い髪の一部を江風改二のように「編み込む」ようになった。これは同じ第二十四駆逐隊として駆け抜けた仲間との絆を感じさせる意匠である。
また、中破時にはその場へへたり込んでしまうものの、前かがみの姿勢からは意外にも(?)しっかりとした「装甲」が確認できる。守ってあげたくなる儚さと、戦い抜くための強さを兼ね備えた、彼女らしい成長の姿と言えるだろう。
💥 艦隊全体の戦力を底上げする「至宝」
- 極めて強力な任務報酬: 改二実装と同時に追加された任務では、「三式水中探信儀改」や「61cm四連装(酸素)魚雷後期型」といった、第一線で長く使える強力な装備が手に入る。設計図と詳報を投じる価値は十二分にある。
- 改二丁との使い分け: Lv91でさらなるコンバートが可能。純粋な夜戦火力と対潜能力を優先するならこの「改二」、大発系や司令部施設を用いた輸送・対地特化なら「丁」という、贅沢な選択が提督に委ねられている。
💡 潜水艦の影を振り払う、確かな咆哮
「......わからない。覚えてないの」と語っていた過去を塗り替えるように、現在の山風改二は対潜爆雷と強力な魚雷を抱え、提督の隣に立つ。彼女をキラ付けする際の対潜値の高さは、そのまま艦隊の安定感へと直結する。