戦艦「Гангут(ガングート)」

戦艦「Гангут(ガングート)」

2017年春イベント『出撃!北東方面 第五艦隊』E-5「北の魔女」突破報酬として実装された、ガングート級戦艦一番艦「Гангут(ガングート)」。初のロシア/ソ連出身の艦娘であり、帝政ロシアからソビエト連邦へと国が激変する中、艦名を変えながらも不屈の精神で戦い抜いた「北方の守護者」である。古風ながらも力強い言葉の端々に、過酷な冬の海を制してきた戦士としての矜持が溢れている。

⚓ 夜戦に輝く「雷装」を持つ唯一無二の弩級戦艦

Гангутは、従来の戦艦の常識に囚われない極めて特殊なステータスと運用特性を備えている。

  • 戦艦らしからぬ「雷撃能力」: Bismarck dreiと同様に雷装値を持ち、戦艦でありながら雷撃戦に参加可能。この雷装値は夜戦火力に加算されるため、夜戦においてはアイオワに匹敵する爆発力を秘めている。
  • 巡洋戦艦に近い柔軟な編成: 速力は「低速」だが、システム上の扱いは金剛型などの「高速戦艦(巡洋戦艦)」枠に近い。連合艦隊の第2艦隊への編成が可能で、入渠時間も重巡並みに短いという優れた回転率を誇る。
  • 圧倒的な低燃費: 全戦艦の中でもトップクラスに燃料・弾薬の消費が軽く、昼戦2巡要員としてのコストパフォーマンスは随一。資源を節約しつつ戦艦の火力を投入したい局面で、これほど頼もしい存在はいない。

❄ 革命の荒波を越えた「三つの名」を持つ旗艦

イラストレーター・やどかり氏が初めて描いた大型艦であり、その重厚かつ気品あるデザインは瀬戸麻沙美氏の凛々しいボイスと完璧に調和している。

  • 歴史を物語る艦名: 革命後に「オクチャブリスカヤ・レヴォリューツィヤ(十月革命)」と改名され、近代化改装を経て再び「ガングート」へと戻った波乱の履歴。改装段階に応じて艦名が変わる仕様は、彼女の歩んだ激動の時代そのものである。
  • 北方迷彩の誇り: 2025年には「北方迷彩(+北方装備)」のボーナス対象となり、極寒の海での戦闘能力がさらに強化された。やどかり氏が描く響(Верный)との縁を感じさせる、ソ連艦らしい質実剛健なビジュアルが魅力。
  • 幻の「ル級」不具合: 実装当初、Android版でグラフィックが「戦艦ル級」に化けるという珍騒動があった。今となっては、深海棲艦をも圧倒する彼女の力強さを象徴する笑い話として語り継がれている。

📚 祖国防衛に捧げた「レニングラードの盾」

彼女が勲章を授かったというエピソードは、単なる艦隊決戦ではなく、地上戦を支え抜いた泥臭くも輝かしい戦功に基づいている。

  • 冬戦争から大祖国戦争へ: フィンランドとの冬戦争、そして第二次世界大戦(大祖国戦争)において、その巨砲を地上支援に投入。包囲されたレニングラードを死守するための火力支援で勝利に大きく貢献した。
  • 弩級戦艦の意地: 火力や装甲といったハード面では最新鋭艦に譲るものの、実戦で培われた「貢献」への意志は誰よりも強い。2025年にGloriousが実装されるまで戦艦ワーストの耐久力と揶揄されたこともあるが、それを補って余りある夜戦の牙を持っている。

💡 運用のヒント

Гангутを運用する際の最大の注意点は、その「低速」という事実だ。システム上は高速戦艦扱いであっても、ルート分岐の速力判定では足を引っ張る可能性がある。高速統一が必要な場合は、新型高温高圧缶などで速力強化を図るのが提督の嗜みと言える。

一方で、水上打撃部隊の第2艦隊に組み込めば、その雷装を活かした夜戦の切り札として大活躍してくれるだろう。偵察機の搭載数は極めて少ないため、弾着観測射撃の維持には注意が必要だが、そんな弱点すら「私に任せておけ!」という彼女の自信が吹き飛ばしてくれる。

実装日: 更新日: