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• ビデオカードが値上がり傾向！ 半導体需要、仮想通貨関連

　2020年後半に登場したNVIDIAの「GeForce RTX 3000」シリーズ、AMDの「Radeon RX 6000」シリーズの各社モデルが1月中頃から上昇。秋葉原のPCショップでは1万円近く値上がりしたモデルが確認されている。

　値上がりの理由は仕入れ価格の上昇の為、全てのショップが影響を受ける。背景には2017年末に付けた1ビットコイン＝約220万円を超える327万円への高騰、マイニング需要の拡大という意見もある。

　しかし、今回はビデオカードだけではなくDDR4メモリを始めPCパーツ全般に影響が出ている。

　そもそも世界中で半導体が足りなくなっており、パソコン分野だけではなくPS5やXbox Series X|Sは増産できず。トヨタ、ホンダ、フォルクスワーゲンも車載向け半導体不足で減産を強いられている。

　そんな半導体不足の根本原因は新型コロナの影響。5G構築による需要、太陽光発電や電力網に使われる半導体需要、車載半導体需要。そこに世界中のテレワーク拡大によるパソコン、スマートフォン、ゲーム機需要が重なった。

　半導体ファウンドリ世界最大手TSMCは2021年5月から先端半導体を20%増産する計画だが、同時に最大15%の値上げを検討していることが日経新聞により報じられている。

　TSMCは顧客リストを公開していないがiPhoneやiPadのA14等やApple Silicon。Qualcomm Snapdragon。AMDのRyzenやRadeon。NVIDIAのGeForce。Intelの一部チップ(CPU以外)。MediaTek。PS5。Xbox Series X|S。自動車向け半導体等の製造を委託されていると言われている。

　Ryzen 5 5600XもRyzen 7 5800Xも売ってない。ビデオカードも売ってなかったり値上がりしたり。読み間違えた。半導体不足の解消時期は見通せないし、中国はこれから旧正月に入る。Ryzen 5 5600無印や5500を待たずに11月、12月に自作すれば良かった。

　なお、GeForce RTX 3000のヒットに「10万円超えのビデオカードがこんなに売れていいのか？」の声もある。この他、値上がりの理由には同じく新型コロナの影響でコンテナ船運賃の急騰もある。

投稿者:九嶋秀二郎 (公開日：2021年1月27日 01:10/最終更新日：2021年1月28日 07:00)

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