明日、光よりもっと速い通信手段がポンと出てきたらどうするの?

いちばんやさしいネットワークの本 (技評SE選書) 事業仕分け第2弾の光ルータに関する仕分け人の発言が話題を呼んでいる。光ルータは、従来のルータと違って、光を電気信号に変換せずに通信できるもので、消費電力や設備の小型化を見込める技術となっている。

 これに対して、仕分け人は「もし仮に、明日光よりももっと速い、光を使わなくても速くて、熱効率も良くてですね、そうしたものがどっかからポンと出て来た時に、これは続けられるんですか?」と発言した。

 光より速い通信手段が明日ポンと出てくる。どうやれば明日、そんな技術(タキオン通信? 先進波通信?)がポンと出てくるのか意味がわからない。宇宙人がやって来て教えてくれるのか?

 そもそも、その理屈が通れば、明日、ガソリンも電気も使わない二酸化炭素も排出しない自動車がポンと出てきたら、どうするの? ハイブリットカーや電気自動車の開発なんて無駄じゃない? で自動車開発が止まってしまうわ。

 結局、仕分けの結果、新世代ネットワーク技術の研究開発は事業規模は削減されるものの研究開発は続けられるとのこと。ただし、民間基盤技術研究促進業務、情報通信ベンチャーへの出資は廃止された。

 こういうのを見ると、仕分け人に専門家を入れておく必要性を感じるけど、専門家にとってはそれぞれ必要なことばかりで、仕分けできないだろうし、なんとも難しいところだ。ただ、ワイドショー感覚の見せ方や分かりやすさばかり追求した現在の事業仕分けなんて、一体、誰が望んでいるのか。

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