Tegraシリーズを手掛けるNVIDIA、スマホ市場を諦める

 NVIDIAのジェンセン・フアンCEOが「COMPUTEX TAIPEI 2015」の際に「我々は、電話はもうこれ以上やらないと決定した。その理由は、私が、電話は、既にほぼ終わっていると考えているからだ」と発言していたようだ。

 NVIDIAのTegraシリーズはグラフィック性能の高いSoCで、Tegra 3の頃は「HTC One X」「ARROWS X F-02E」「ARROWS X F-10D」「ARROWS V F-04E」等に採用。Tegra 4も「Xiaomi Mi3」に採用されていた。

 ただ、グラフィック性能が高いことの裏返しとして、発熱が大きく採用したスマートフォンは熱暴走によるトラブルが多発。特に富士通「ARROWS X F-10D」の評判は最悪で訴訟にまで発展した。

 しかし、2014年の「Tegra K1」ではPC向けGPUコアのKeplerアーキテクチャを採用し、さらにグラフィックス性能を向上。今年発表した「Tegra X1」ではMaxwellアーキテクチャを採用してさらにGPU性能を向上させると同時にターゲットを車載市場とするとしていた。

 正直な話、Tegra 4iでモデムを内蔵したのにTegra K1でモデル内蔵を止めている。そのタイミングでスマートフォン市場から事実上、手を引いたことは分かってたが、これでサムスンの「Exynos」やアップルの「A」等の自社端末向けSoCを除くとハイエンド向けはQualcommのSnapdragonシリーズ以外の選択肢が完全に無くなったな。

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