日本ペンクラブと東京弁護士会が青少年育成条例改正案に反対

 東京都が再提出する青少年育成条例改正案に対し、日本ペンクラブと東京弁護士会が反対を表明した。

 日本ペンクラブでは「戦前の日本の為政者たちが青少年の健全育成をタテに、まず漫画を始めとする子ども文化を規制し、たちまち一般の言論・表現の自由を踏みにじっていった歴史を思い起こさないわけにはいかない」と述べている。

 また、東京弁護士会は「当会が意見書で求めた子供の権利条例の制定の提言に沿うものでない上に、その内容において意見書が指摘した要件のあいまい性・不明瞭性が残っている」。具体的には「著しく社会規範に反する性交又は性交類似行為を、著しく不当に賛美し又は誇張するように」の不明確性やインターネット規制による家庭教育への介入を問題視している。

 前回は漫画家1421人と出版社10社や放送・映画・舞台等の脚本を執筆している作家の組合「日本脚本家連盟」などが反対を表明していたが、今回も早速、反対声明が出てきた。

 ただ、今回の青少年育成条例改正案に関しては、私が見聞きした限りでは可決するのでないかと見ている。理由は「民主党も修正内容に同意する」という読売新聞の報道。他にも前回の非実在青少年の時の改正案で反対に回った民主党都議が児童ポルノ擁護者と受け取られ、非難の声が届いたエロ議員と呼ばれ選挙に響くと弱っているという話も出ている。

 不安を抑えて都条例の現状とこれからを考えてみましたを参考すると改正案に賛成する自民党、公明党に加え後2人賛成すれば青少年育成条例改正案は可決する。前回は民主党、共産党、生活者ネットが揃って反対したが、今回は改正案に同意する人や反対することに引け目を感じた人がいることが分かっているので可決する公算が高いと考えられる。

日本ペンクラブ
http://www.japanpen.or.jp/news/post_248.html
東京弁護士会
http://yama-ben.cocolog-nifty.com/101125tobenkaichoseimei.pdf

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