サイバー攻撃誤認事件「了解を求めずアクセスしたことが問題」

 2010年5月25日に愛知県岡崎市立図書館のホームページに2週間で計3万3000回アクセスし、ホームページを閲覧しにくい状態にしたとして、業務妨害の疑いでlibrahack氏が逮捕された。

 この逮捕されたlibrahack氏が不起訴になったことについて、図書館長が「(男性の自作プログラムに)違法性がないことは知っていたが、図書館に了解を求めることなく、繰り返しアクセスしたことが問題だ」と説明したようだ。

 librahack氏の事件は実名で報道され、逮捕後20日間拘留。6月14日に不起訴処分となった。librahack氏が行ったのは図書館から新着図書データを自動で取得するプログラムを開発し、それを実行したこと。アクセス頻度は1アクセス毎に1秒ウェイト。

 このプログラムを実行した結果、図書館のホームページは1日5分間ほど500 error状態に陥っている。当時の報道によると、1ヶ月の間に21回停止していたとのこと。

 librahack氏は、不起訴処分になった後、自身のサイトで「限られた予算(税金)で運営されている公共施設のサービスに、大手企業のサービスと同じような感覚でアクセスしてしまった」など、配慮が足りなかったと反省しているが、今回の図書館長の発言から、図書館側のITに関する無知が今回の逮捕に至った原因の一つになったと考えられる。

 また、数万円で買えるパソコンでも1日数万アクセスを処理することが可能な為、図書館システムを開発したMDISが責任を逃れる為、librahack氏のせいにしたとの見方も出てきている。

図書館長「了解求めないアクセスが問題」 HP閲覧不能
http://www.asahi.com/digital/internet/NGY201008210009.html
なぜ逮捕?ネット・専門家が疑問も 図書館アクセス問題
http://www.asahi.com/national/update/0821/NGY201008210001.html

岡崎市中央図書館事件の顛末?
2010-08-22 岡崎図書館HP大量アクセス事件について

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