ライトノベルから一般小説へ 人気作家の進出相次ぐ
若者向けの娯楽小説「ライトノベル」から、大人向けの小説に進出する作家が目立っている。少女小説や児童文学からの越境組に続くこの流れは、いずれは直木賞などにもつながるのではないか。実際、ライトノベル出身作家の直木賞受賞は珍しくない。マリみてでお馴染みコバルト文庫だと山本文緒、唯川恵。MOE文庫スイートハートだと野原野枝美こと桐野夏生。と越境は昔からある。
また、最近ではアニメ化された電撃文庫の「半分の月がのぼる空」の著者、橋本紡。新潮社から「流れ星が消えないうちに」を刊行。発売直後に増刷が決まるなど好調のようだ。
この越境の背景には、読者層が従来の10代の少年少女から30代、40代にも広がったことと、下記のような競争で、力をつけてきたことが関係しているようだ。
ライトノベルは広くとらえれば年間2000点以上と出版点数も多く、売り上げ至上主義に伴う新旧交代も激しい世界。競争の中で生き残り、成長してきた作家たちだけに、おのずと底力が付くという背景もある。
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