Intelを2度倒した天才ジム・ケラー氏がIntelを去る

 業界の勢力図を変えるような製品開発をすることで知られる天才エンジニア、ジム・ケラー氏がIntelの上級副社長を辞任した。辞任後は半年間コンサルタントを務める。

 ジム・ケラー氏は1998年にAMDでAthlonの開発を支援、Athlon 64でリードアーキテクトを務めた(Intelを一度倒す)。2008年にアップルへ移籍するとiPhone 4や初代iPad搭載のApple A4、次のApple A5の設計に関わり、2012年にはAMDに戻り、現在人気を博しているRyzenのZenマイクロアーキテクチャの開発に携わった(Intelを二度倒す)

 その後は2016年に電気自動車メーカーのテスラでハードウェアエンジニアリング部門の副社長に就任し、2018年からはIntelでシリコンエンジニアリング全般を指揮する上級副社長に就任していた。

 Intelでプロジェクトを終えて辞めたのであればIntelからRyzenと戦えるCPUがようやく出てきそうだ。

 Intelは今年発売の第10世代Comet Lake-SがAMDが去年発売したRyzen(Zen2)に苦戦。来年発売のRocket Lakeもプロセスが14nmの改良版に止まると噂されている。ただ、CPUがSkylake系列のアーキテクチャからWillow Coveアーキテクチャになり、IPCが大幅に向上するとも言われている。

アーキテクチャ 代表CPU プロセス 発売日
Skylake Core i7-6700K 14nm 2015年8月5日
Kaby Lake Core i7-7700K 14nm+ 2017年1月6日
Coffee Lake Core i7-8700K 14nm++ 2017年11月2日
Coffee Lake Refresh Core i7-9700K 14nm++ 2018年10月20日
Comet Lake Core i7-10700K 14nm++ 2020年5月20日
Rocket Lake Core i7-11700? 14nm++? 2021年?

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