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• 公取委、元SMAP3人の出演に圧力をかけた疑いでジャニーズ事務所を注意

　SMAPの元メンバーである稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんの3人をテレビ出演させないように民放テレビ局に圧力をかけた疑いがあるとして、公正取引委員会がジャニーズ事務所を注意した。

　独占禁止法では芸能活動に必要な契約の成立を阻止するなどして不当に妨害する行為を禁じている。なお、ジャニーズ事務所は「弊社がテレビ局に圧力などをかけた事実はなく、公正取引委員会からも独占禁止法違反行為があったとして行政処分や警告を受けたものでもありません」と公式に発表している。

　しかし、そのジャニーズの公式発表の内容が「行政処分」「警告」は受けていないであることが話題になっている。

　公正取引委員会が行ったのは今回「排除措置命令(行政処分)」「警告」「注意」の内、一番軽い「注意」であり、ジャニーズ事務所も「注意」を受けていないとは言っていない。……どうして、注意を受けましたが今後は誤解を与えないよう誠実に対応していきますじゃ駄目なのかなぁ。

　なお、毎日新聞の記事によると、民放テレビ局幹部は「ジャニーズ事務所から明確な圧力を受けたとは聞いていない。ただ制作側が過剰にそんたくする構図はあったかもしれない」と話している。

　公正取引委員会では、排除措置命令は価格カルテルの場合は価格引上げ等の決定の破棄とその周知、再発防止のための対策を命じる。排除措置命令等の法的措置を採るに足る証拠が得られなかった場合でも違反するおそれがある行為があるときは「警告」を行い、その行為を取りやめること等を指示する。違反行為の存在を疑うに足る証拠が得られないが、違反につながるおそれがある行為がみられたときには「注意」を行うとしている。

投稿者:九嶋秀二郎 (公開日：2019年7月18日 09:39/最終更新日：2019年7月18日 09:39)

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