DMM GAMESの『社にほへと』が開発中止
『艦隊これくしょん-艦これ-』や『刀剣乱舞-ONLINE-』で人気のDMM GAMESが開発していた純和風シミュレーションRPG『社にほへと』の開発中止が決定した。
本ゲームは3月15日の公式サイトオープンに合わせて事前登録を開始。妖化(あやかし)が世に溢れ出し「神社」がことごとく瘴気に沈み魔物の巣窟となった日ノ本で、神社を擬人化した社巫娘をこの世に喚び現し、全てのもの・・・妖化さえもその力で救うというゲームだった。
ただ、この神社の擬人化が拙かった。神社は宗教法人。事前登録のおみくじで手に入るキャラクターには「伏見稲荷」「鶴岡八幡」「住吉」「諏訪」「春日」「厳島」等が存在していたが、名称の使用には許諾が必要となる。
おたぽるの記事によれば、キャラクター「石清水八幡」の大元「石清水八幡宮」の方は「私が広報なんですが、こうした連絡はありません。無断使用です」「あまり気持ちのいいものではないですね」と答えている。
この件に関してはDMM GAMESは「本ゲームは『神社』をイメージした『フィクション』である内容のため、実際に実在する人物・建物・団体とは一切関係はございません。また、実在する地域や神社等の関係性につきましても、一切関係がございません」と答えている。
しかし、結局のところ、クオリティの確保、安定的なサービスの提供に支障があるとして開発中止が決まってしまった。
一方、このクオリティ確保に関してはシナリオライターの鈴木一也さんがTwitterで「実に無念だ。ユーザーも楽しみにしてくれていたし、開発も遅れてはいたが順調だった。小林さんのシナリオも上がり、わしのシナリオもすでに書き上がり、かなり自信作であった……」とTweetしており、クオリティ面の問題ではない可能性が示唆されている。
……宗教法人の名称無断使用、宗教法人の娯楽作品への利用許諾がなかなか出ないことが最終的な開発中止に繋がったと考えるのが自然では無いだろうか。まあ、個人的には天照大神などの神様の擬人化で作り直して再出発があるような気がしないでもない。
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