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• 奈須きのこ、Fate Grand Orderと月姫Rコラボをしないわけにはいかない

　4Gamer.netがスマホ向け『Fate/Grand Order』の第1部完結を記念して、奈須きのこさんとディライトワークスの塩川洋介さんへのロングインタビューを公開した。

　その中で、奈須きのこさんが「FGOが稼働している間に，「月姫R」コラボをせぬワケにはいくまいと」「僕だってSSR アルクェイド・ブリュンスタッドが見たいもの」と語った。

　また、TVアニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』と『月姫R』と『FGO』はそれぞれがシンクロするようにシナリオを書いてあったとのこと。

武内崇、■■■■■アルトリアを描く

　この他、奈須きのこさんは10月にFGO以外の案件も含めて原稿用紙1311枚分を書いて人相が変わるほどクマができた。奈須きのこ史上、最高の忙しさだったかも知れない。

　武内崇さんは奈須きのこさん以上の激務の中、暇を見付けて「■■■■■アルトリアです。どうぞ」とアルトリアを描いてきた。

　個人的な意見：イベントでキャスターアルトリアですね、わかります(笑)

ネロ祭の超高難易度を修正前に1000人がクリア

　第2回ネロ祭のフィナーレミッションは本当にミス。でも、調整前に1000人はクリアしていた。1000人は選ばれし者。超高難度イベントは今後もやっていきたい。

　個人的な意見：艦これのイベントをギミック判明前にクリアして運営にビッグセブンと呼ばれた7人の提督と似ている。

ブリュンヒルデの〔愛する者〕特攻やジャンヌの「真名看破」

　ブリュンヒルデの〔愛する者〕特攻はブリュンヒルデから見た正義の人。「愛する者」を紐解いていくと、ブリュンヒルデの好みや正義の在り方が分かるようになっている。

　「千里眼」はこの先キャラクターに合わせて少しずつ差別化を図れればと思っている。「真名看破」はシステム的にどうしようもない……おお……ジャンヌ……。

　1人のプレイヤーがすべてのスキルをMAXにできるサーヴァントは1年で6体くらいだと考えている。FGOは限られたリソースで誰に愛を注ぐのかが重要なゲーム。簡単にすべてのキャラクターを育てきってしまえるような設計にはしたくない。

　個人的な意見：うちの3スキルMAXは諸葛孔明、オジマンディアス、マシュ、エウリュアレの4騎。2スキルMAXはモードレッド、クロエ、両儀式(アサシン)の3騎。1スキルMAXは6騎。ローンチ勢の私で3スキルMAX8騎分。QPと骨と鎖とランタンとホムンクルスベビーがなかとです。

FGOの客層は若い、Fateリアルタイム勢は2割以下？

　データで見ると20歳前後のプレイヤーが大多数を占めている。リアルイベントの会場で接してみても客層が非常に若い。「Fate」シリーズの始まりである「Fate/stay night」をリアルタイムで遊んでいた人って今はもう2割以下なんじゃないかな。

　サービス開始時と比べると今のDAUはおよそ3倍。1ユーザーあたりの売り上げ額はおそらくかなり低い。学生さんとか若い人が多いから “極少数のプレイヤーだけがものすごく課金して全体を支える”という極端なパレートの法則状態にまったくなっていない。

　使う金額は人それぞれだけど、若い人の方が課金に抵抗がない。一方、20代後半から30代になると抵抗のある人が増えてくる。

　個人的な意見：リアルラックにお金を賭けるの抵抗あるから有料星5確定ガチャしか回さないわ。っていうか、回す方のノッブのイメージが強すぎて嘘……だろ……っていう。

FGOのスタートは壮大なこと、没ネタのビースト

　壮大なことをやらないと意味がない。そこで「7つの聖杯，7つの時代」というモチーフを設定。以前ボツになったビーストという設定を引っ張り出し、ビーストを出すなら神代の終わりの話にしよう。神代の終わりと言えばソロモンだ。じゃあソロモンとロマンの関係を物語の核にしよう。

　一部のサーヴァントについては運営会議で決まった。すると「牛若丸を女の子にしたい！」と武内が言ったりする。「なんで？」と聞くと「男女比率がやばい。男ばかりだと華がない」と難しい顔で返してくる。「なるほど，いつものか」。

　個人的な意見：ああ、牛若丸はいつものだったのか。そうか、納得した。

サーヴァントの能力値には明確なルールがある

　実は明確なルールがある。ABCDEの5種類を筋力/耐久/敏捷/魔力/幸運の5つのパラメータに同じアルファベットが被らないように割り振る。昔自分が遊んでいた，自作のTRPGシステムの名残り。

　パラメータが被るのは特例。Aがない代わりにBが2つ、Aが2つあるけどCも3つとかもバランスが崩れない限りはアリ。こうした能力値とは別のところでFateの世界観における総合的なサーヴァントの強さを奈須の方でランク付けすることになっている。

最後に用意したビックリ箱、フォウくん

　6章での獅子王が「たとえ標本のような形でも，人類を未来に残したい」と考える一方、最終章ではゲーティアが「そもそも人間は滅ぼして，星を作り直すことから始めなければいけない」って言う。獅子王とゲーティアの考え方の違いって単に選択の違い。

　元々フォウくんのデザイン自体がプライミッツ・マーダーを可愛くした姿。ちなみに序盤のフォウくんのセリフも翻訳するとひどいネタバレをしゃべってる。一番怖かったのは7章から最終章までのあいだに誰かが正体に気付くんじゃないかってことだったんですよね。

　個人的な意見：あれはすごく驚いた。死徒二十七祖第一位。霊長の殺人者だったのかよって。月姫が好きな人間には効く。ラストの流れを止めるくらいに。

Fate Grand Order 2部の内容

　いろいろなものがガラリと変わることになると思います。ひょっとすると「1部はまだ平和だったね」ということになるかもしれない。

　個人的な意見：第7章の最後は全滅エンドだったじゃないですか、っていうかシドゥリさんに酷いことしましたよね、あれで平和だったとか嘘よくない。

投稿者:九嶋秀二郎 (公開日：2017年3月12日 16:16/最終更新日：2017年3月13日 05:50)

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