米国の無料ネットワーク「Super Wi-Fi」に通信業界が猛反発

 アメリカ政府が全米規模での構築を目指している無料の公衆無線ネットワーク「Super Wi-Fi」にAT&T、T-Mobile、Verizon Wireless、Intel、Qualcommが反発。FCCに訴状を送付した。

 公衆無線ネットワーク「Super Wi-Fi」はアメリカ政府がアナログ放送のデジタル化で空いた周波数帯域などを利用して、政府自らが公共サービスとして整備を目指している無料のネットワーク環境。

 実際に構築できれば、データ通信や音声通話を無料の公衆無線ネットワーク「Super Wi-Fi」を介することで、毎月高い携帯電話料金を支払う必要がなくなる。

 ただ、通信業界では「Super Wi-Fi」で使う周波数帯域を企業にライセンスした方が効率的に利用される。周波数オークション(競争入札)によって政府に利益をもたらすとしている。

 ……なお、「Super Wi-Fi」はテレビ用の周波数帯域を使う為、160km(理論値)まで無線信号が届くと見込まれている。実利用では数マイル(5マイルなら約8km)。

 「Super Wi-Fi」は2011年にテキサス州ヒューストンのライス大学で始めて導入され、今年初頭にはGoogleとマイクロソフトが支援するプロジェクトによって、米国地方部の大学キャンパスでも導入が始まる予定だ。

 大学では「Super Wi-Fi」を利用機器の関係から「Wi-Fi」に変換して利用している模様。

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