水が綺麗になりすぎて瀬戸内海から魚が減少

 瀬戸内海が綺麗になりすぎて魚がいなくなったとの話が出ている。綺麗になる=魚がいなくなる図式は不思議な感じがするが、植物プランクトンを育てる窒素やリンが減りすぎたのが原因としている。

 実際、1979年に瀬戸内海環境保全特別措置法で工場排水制限、下水道の整備などを始めた結果、83年に1リットル当たり0.34mgあった海中の窒素量は2011年には0.14mgに減少。海水の透明度は大阪湾で3mから6mになった模様。

 また、窒素を吸収して育つ養殖海苔は栄養塩不足で黄色く変色する「色落ち」が頻発。大阪府南部では海藻類が生えず、岩場がむき出しになる「磯焼け」がみられている。

 工場排水制限は兎も角、ダムを建設して、河川を整備して、下水道を整備して、山や土などからの栄養分が海に流れていかなくなったから……と考えると一理ある。

 単純に乱獲も疑わしいが「水清ければ魚棲まず(故事)」が文字通りの意味で起きていることは興味深い。故事の意味は「あまりに清廉すぎる人は返って仲間ができずに孤立する」。あまりに水が清く澄んでいると、餌も無く隠れることも出来ない為、魚が棲み着かないことに由来する。

瀬戸内海、水清くなり魚住まず?悲鳴上げる漁師
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20120824-OYT1T00716.htm

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