須磨学園のビジネスフォンをカスタマイズした「制ケータイ」

 子供に安心して持たせられる携帯電話のモデルケースとして神戸にある私立須磨学園の「制ケータイ」が取り上げられている。5年先を行く須磨学園の「制ケータイ」より

 制ケータイは企業で契約するビジネスフォンを教育用にカスタマイズしたもので、携帯端末と通信会社の間に須磨学園のサーバーが入る。この為、子供達の通信ログを学校が管理できる。

 通信ログを管理するというだけで、拒絶反応が起こりそうだが、通信ログを学校が管理する都合上「学校裏サイト」に対して強い抑止効果を持つ。

 また、学生や先生の間の通話は内線扱いで無料。メールやネットは4万パケットまで無料。生徒間のメールのやり取りは苗字を入れれば、何年何組の誰々と選択肢が表示され、学内の誰とでもメールができるようだ。

 ただ、Webアクセスは夜10時から朝6までの間、学校側が遮断している。生徒へのアンケートでは通信ログを取られることに約半数が抵抗感を示しているとのこと。

 アダルトサイト、悪意ある大人、ネットいじめが心配だから、持たせられない親にとっては生徒間の通話が無料で、Webアクセスをある程度学校が管理してくれる「制ケータイ」は魅力的。学校からの連絡がメールで届きそうな部分も良さそうだが、子供の側からしたら、このケータイだけ持たされても困るだろう。遊び目的に使い辛い。

 しかし、携帯電話の持ち込みを禁止している多くの学校や条例で保護者は子供に携帯電話を持たさせないよう努めるとしている石川県などは「制ケータイ」の事例は良い参考になるのではないだろうか。個人的には子供に携帯電話は駄目と一方的に禁止する風潮を考え直す切っ掛けになれば良いと思う。まあ……今回のはどう見ても私立だから出来たのであって、公立では無理っぽいけど。

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