シミュレーションゲームの父シド・マイヤーが語るプレーヤー心理

 米サンフランシスコで現地時間の3月13日まで開催していたゲーム開発者を対象としたカンファレンスイベント『GDC 2010』で、シミュレーションゲームの父の異名を持つシド・マイヤーさんが基調講演を行った。

 講演名は「The Psychology of Game Design(ゲームデザインの心理学)」で、ゲームプレイ中に起こる心理学的コンセプトとして、うぬぼれ、妄想、思いこみ、自滅行為を挙げたようだ。

 その後、シド・マイヤーさんが示した3つの例は「勝利のパラドックス」「報酬と罰則」「難易度」。

 勝利のパラドックスは、現実世界ではごく一部の人だけが手に入れる勝利も、エンターテインメントではプレイヤーを含む主人公が多くの場合、勝利を手に入れる。ランボーは勝負に勝つし、シャーロック・ホームズは必ず事件を解決する。プレイヤーは常に満足感、達成感を求めているので、そのことを理解する。

 報酬と罰則は、プレイヤーは誉められることは当然と受け取るが、罰や失敗はどうしてそうなったのかがプレイヤーにとって理解できないと2度と遊んで貰えなくなることがある。次ぎに同じ失敗をしないようプレイヤーが学習できる構造になっている仕組みが大切。また、ゲーム開始15分間は報酬を与え続け、楽しく遊んで貰えるようにし、不安を与えないようにするべき。

 難易度は、簡単、普通、難しい、とても難しいではなく、9つくらいあった方が良い。プレイヤーに平均以上と思わせることが大事。プレイヤーは常にスターで好感を持ってもらうことが重要。

 他にも、プレイヤーが実際にどんな場面でワガママなのかを説明した「Moral Clarity」や「Civilization Revolution」の戦闘システム開発中に気付いたちうエピソードを語っている。勝率75%で負けたら起こるのに、勝率25%で勝っても自身を正当化するなど。

 興味がある人は以下の記事をチェックすると良い。

【GDC2010】伝説のゲームデザイナー、シド・メイヤーが語るゲームデザインとは…GDC基調講演
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100313-00000005-isd-game

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