マイクロソフトの旧タブレットPC部門担当者が語る社内事情

 1997年から2004年までマクロソフト副社長(ヴァイスプレジデント)だったディック・ブラス氏がNew York Timesのコラムで、マイクロソフトの裏話を語ったようだ。

 それによると、ブラス氏がタブレットPC部門を担当していた際、電子書籍の為に「ClearType」を開発したら、Windows部門やOffice部門がプロジェクトを妨害してきたり、タブレットPC部門から「ClearType」を取り上げようとしてきた為、世の中に出すまで10年かかった。

 また、Office担当者がタブレットPC向けにOfficeを開発することを拒んだ為、数字や文字の入力に特別なポップアップボックスを用意するなど面倒な仕様にする必要があったと述べている。

 マイクロソフトは、このような大企業病、部門間の争いに加え、マイクロソフトがハードウェアを統合した製品を開発したがらない70年代の頃の時代遅れな企業文化を持っていることがアップルのiPhoneに遅れを取った原因となったとしている。

 ……典型的な大企業病に苦しむマイクロソフトの話だが、Xbox 360やZune HDを担当しているエンターテイメント&デバイス部門だけは他の部門からの干渉も無く、自由にやって良いとされているので、ハードウェアを含めた新しい製品を開発できるとのこと。

 このエンターテイメント&デバイス部門のタブレット『Courier』やProject Natalを見る限りでは、マイクロソフトも捨てたもんじゃあないと思えるんだけど……社内で足の引っ張り合いをしてるようじゃあ凋落は免れそうもない。

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