Amazonの「ほしい物リスト」で個人情報が漏れている
Amazonの機能の一つ「ウィッシュリスト」が3月7日に「ほしい物リスト」に改名された。ほしい物リストは、自分の欲しい物を友達や家族に公開できるサービスで、改名と同時に「ウィッシュリスト検索」も「ほしい物リスト サーチ」というサービスになった。
しかし、この「ほしい物リスト サーチ」が曲者で、メールアドレスで検索するとその人の本名を知ることができる仕様になっている。このことから大手サイト管理人の本名などがダダ漏れし、祭り状態となった。
注意:本名と思われる個人情報は掲載しておりません。
本名が判明した大手サイト管理人としては、日本ブログ大賞2006を授賞し、誰が運営しているのかとマスコミにも取り上げられた「きっこの日記」「きっこのブログ」の中の人を始め、アキバBlog、かーずSP、ニュー速クオリティ、ugNews.net、イニシャルGなど。
他にも初音ミクをデザインしたKEI画廊の中の人を始め、しろ、鬼ノ仁、犬、すいでんげつといった有名イラストレーターや成年マンガ家の本名も曝されている。
特にアキバBlogの中の人は、登録されている本名と思われる名前が、2007年に倒産した秋葉原PC-Successの取締役と同姓同名である為、注目されている。アキバBlogの中の人は、秋葉の某ショップ元店長であることを公言しており、同一人物説が出ている。
また、名前でも検索できることから、自分の知人や欲しい商品から逆引きして痛い商品(大人のおもちゃ、コスプレetc)を欲しい物リストにいれている人を探すなど祭り状態は加速中。
詳しくは、Amazonほしい物リストまとめなどを参照のこと。
かく言うテンプルナイツ管理人も私用のメールアドレスで検索すると、ほしい物リストがヒットしていた。翻訳小説やビジネス書、あと神話を取り扱った本くらいしか登録してないので、友達や学生時代の同級生が検索しても、面白くないだろうなぁと思う。いくらほしい物として公開していても、次に会った時に貰える確率は皆無だろう。
今回の祭は、Amazonのアカウントを持ち、ウィッシュリストを使っていたユーザーが対象。ウィッシュリストの作成名を本名で行っており、ウィッシュリストを公開設定にしていた場合に被害に遭う。本名と住所を書いてあり、バレると困る物を買っていた人は泣くしかない。以前からウィッシュリスト検索で、ウィッシュリスト作成者名を見ることができていた。作成者名が本名の場合も多かったが、2005年にはウィッシュリストを公開している人が、Amazonでレビューを書くと本名が曝されるということもあり、ウィッシュリストの危険性が指摘されていた。
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