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• フリーターや派遣社員の問題をドラゴンボールで学ぶ

　【2ch】ニュー速クオリティのひろゆき セルゲームに学ぶ「再チャレンジ支援税制」が非常に良くできていたので紹介しておく。フリーターや再チャレンジ支援税制を扱いつつも明快で無理がない展開のコラージュ。

第1弾　フリーザ様に学ぶフリーター問題
第2弾　セルゲームに学ぶ「再チャレンジ支援税制」
第3弾　孫一家に学ぶ「就職氷河期」問題
第4弾　三井寿に学ぶ派遣社員問題
第5弾　戸愚呂面接官に学ぶ中途採用基準
おまけ　これが30過ぎた男の月収なのか

　個人的に付け足しておくと、誤解されることが多いがニート=働かずに遊んでいる人は間違い。。ニートに関しては労働経済学を専攻する東大助教授の玄田有史さんの書籍や東大助教授の本田由紀さんといったニート研究者の書籍を読めば詳しく知ることができる。

ニート＝働かずに遊んでいる人ではない

　ニートと言っても、就職希望を持ってるけど就職活動をしていない就職難の時期に遭遇した人。就職したけど色々と問題があってやめた人、労災事故、鬱病、それに不登校やリストカット。これらが全部ひとまとまりにされているので、働かずに遊んでいる人=ニートとして話すのはマスコミの捏造に踊らされている。

　そんな当のマスコミは今は格差社会でフリーターかわいそうという特集を組んでいる。はて、正社員として働かず自由を求める気ままな若者は駄目だという話はどこに？

働いていてもニートとして計算されるパターン

　また、フリーターが店長と喧嘩して2週間やめたら、この時はニートとして計算される。フリーター→ニート→フリーター→ニート。おかげでニートは一括りにして扱えない難儀な定義と化している。

就職を希望しない人は増えていない

　就職を希望しない人(働かずに遊んでいると思われている人)は14年前から増えていないというデータもある。資本主義社会に適応できない人が1億2000万人中40万人くらいは存在する？　という話。

フリーターや派遣社員の問題は少子化とも関係する

　そして、上記コラージュが表しているフリーターや派遣社員の低賃金が少子化に絡む。年収200万の男が結婚して家庭を持って妻と子供を養えるかと言う話。

　日本政府としては、フリーター夫婦が共働きで年収200万+200万で子供1人で暮らしてください……と考えているようだが、女性側の年収1000万円の男性と結婚して幸せな家庭という幻想からすると、年収200万の男性が増えていることはどうなんでしょうか。

非正規社員を規制緩和で大量に作り出した理由

　非正規社員を規制緩和で大量に作り出しといて、ニート、フリーター、少子化を問題にするのを見ると日本政府は自傷癖があったりするのか？　という感じもするが、人件費削らないと企業が倒産して正社員すら雇えなくなるから安価な非正規を増やした。という一応予定通りに進んだ状況が今である。

余談：ニートの語源

　ニートの語源とされるイギリスのニートは16-18歳の若年失業。日本は15歳-34歳。

　どちらも不況と共に出現する社会問題。34歳はバブル崩壊直後の不況から。15歳は中卒の就職が極めて難しい若年者。ニートの定義にある年齢を見ると不況と共に出現する問題であることが分かる。

投稿者:九嶋秀二郎 (公開日：2006年12月 8日 17:16/最終更新日：2014年9月28日 13:58)

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