• HOME
 >
• 日記
 >
• ネット有名人になっても初心は忘れて欲しくない

RBB TODAY (ブロードバンド情報サイト)にある小笠原陽介コラムに
ネット有名人の悲喜劇というものがあった。上中下と三本立てとなっている。
タイトルのネット有名人という時点で読みたくなって読んではみたが、
目新しいことは無かった。でもネット有名人というものを再認識するには丁度良いと思う。
というわけで、ネタが少なかったから、と言うわけではないが、
自分も思うところがあったので書くことにする。

ブログが流行る前から、個人のサイトからネット有名人はよく生まれていたが、
ブログの流行のおかげで最近も、ネットの有名人なるものは増加している。

人気が出るブログには、相応の理由がある。着眼の良さや話題の豊富さ、読み物としてのおもしろさ、そして頻繁な更新だろう。さらに、読者コメントに細やかに回答すれば人気は出やすい。つまり、書き手の属性と才能と努力の総和に源泉があることは間違いない。

人気の主因は読者へのサービスの良さであったり、書き手の若さや、それゆえの歯切れの良さなどであったりすることもある。もっと端的に、女性がプライベートを明かしたり、自身の写真を入れたりしていれば、それだけで一定の注目は集める。

以前、女の子のH系ブログみたいなところの宣伝書き込みをもらったことはあるが、
あれはどう見たって出会い系サイトかH系サイトへ人を連れ込む為のサイトであり、
書いているのはそのサイトの広報か、もしくは小遣い稼ぎのバイトだろうが、このブログがまた結構のコメント投稿がしてあった。
捏造や宣伝を見抜けなくてはその手のサイトに行くのは個人的にやめたほうが良いと言いたい。
自分の知り合いに何年もネカマで出没している輩もいるが、その辺はまだかわいいもので、
ブラクラだなんだとPCにダメージを与えてくる嫌がらせ目的の所もあるから、ネカマにひっかかっていたという精神的ショックやPCが起動しなくなる物理的ショックなど様々なダメージが考えられる(苦笑

さて、脱線した話を戻そう。

ネットで人気が出て来ると、次のステップが待っている。「プチ有名人」たちとの出会いだ。ネットや、あるいはネットを介した趣味の世界などで、ちょっと名を知られた存在、というような人と、オンラインで、またはオフラインでもコミュニケートする機会が増えて来る。自分もそういうプチ有名人の仲間入りをしたようで、天狗の鼻は高くなる。

だが、そんなプチ有名人達が周りにたくさんいれば、
今までの読者だ相互先だそれより前に出会ったプチ有名人の影はどんどん薄くなり、そのまま蔑ろにしてしまう。
そんな華やかな世界の住人としての地位を維持できる強者はその世界に居座れるだろうが、
そうでないものはまた元のブログに帰ってくるが、まだその華やかな世界にかじりつき、
今までの感覚を維持できずにそのまま、読者離れが促進される。

ブログを使っている当方も耳が痛い話ではあるが、
ちょっと有名になって来ると人間すぐ調子に乗るのは仕方ないことと自分は思う。
しかし、趣味でやっているのだから、それはそれで別に問題無いが、
もう一度、どうしてサイトやブログを運営し出したのか考え直してみれば、そんな道にはまり込まないのではないか？
日常を綴っていこう。興味のあるニュースを追っていこう。感想やレビューを書こう。
とブログを始めるにも、何か明確なスタンスなるものがあったように思うし、
初めからネットで人気者になって自分の名を轟かせるんだと考えてる人はそうはいまい。

自分の場合は友人がサイトを始め、その自慢がちょっと鼻についたので、
対向しようと思ったというろくでもないきっかけから、
ロボットのイラストを描いていこう。
便利なフリーソフトやシェアウェアを紹介していこう。
ゲームのファンサイト的なコンテンツを作りたい。
Webサイトより前からPCを自作していたのでPCパーツの情報サイトをやろう。
ニュースだPCだ漫画だ日常だと綴っていた日記や雑記をブログにしてメインにしようなど。
様々なものに手を出してきたが、どれもやりたいからやっているのである。
やりたいものを思い出せば、天狗にもならずにやりたいことをやり続ける趣味のスタイルを維持できるのでは無いだろうかと自分は考える。

まあ、あとは自分の個人サイトよりさらにヒット数が多いところを見て戒めるとか(笑
日に100hitなら1000hitの所を。日に1000hitなら10000hitの所を。日に10000hitなら100000hitの所を見てまだまだ自分は小さいってのを認識すれば良いんじゃないかなと。
イラストサイトの人なら、サイトから商業の世界に飛び出すような強者もいることだし、
上は突き詰めれば幾らでも存在するので、結構戒めになる。
……場合によってはこんな人がいたんじゃ自分のは読むに値しないとやる気を無くすこともあるのでほどほどに(笑

投稿者:九嶋秀二郎 (公開日：2005年3月19日 00:50/最終更新日：2010年10月16日 05:36)

記事別アクセスランキング(2020年3月-2021年3月)