インド、国名を「バーラト」に変更か?
インドで9日から開催されるG20サミットの夕食会の招待状が「インド大統領」ではなく「バーラト大統領」と表記されていた為、インドが国名を変更するのではと話題になっている。
インド憲法ではヒンディー語の「Bharat(バーラト)」と英語の「India」が国名となっているが招待状には通常では「India」が使われてきた。
インドのモディ政権の与党はヒンドゥー至上主義政党と呼ばれるインド人民党で、今回の件はイギリス植民地時代の呼称からの脱却を目指す第一歩だと考えられる。
付き合いの長い国は何と呼んでいたか
私が調べる限り、中国ではインドのことを紀元前89年までに完成した司馬遷『史記』では「身毒(しんどく)」。
西暦306年に亡くなっている司馬彪が編纂した『後漢書』では「天竺(てんじく)」。
西暦664年に亡くなっている西遊記で有名な玄奘三蔵が「印度」と呼称し、以降は「印度」が一般的となっている。
また、日本では明治時代までは「天竺」と呼称。朝鮮でも「天竺」と呼称している。
国名が変更された国々
2018年:エスワティニ
1968年独立した際は「スワジランド王国」だったが2018年に国王がイギリス植民地時代に名付けられた名称をやめ、スワジ語の「エスワティニ」に改めた。
2019年:北マケドニア共和国
1991年に独立した際は「マケドニア」だったがアレクサンドロス大王で有名な古代マケドニア王国は過半がギリシャにあった為、ギリシャと揉めてしまい最終的に「北マケドニア共和国」に変更することで合意した。
2022年:トゥルキエ(トルコ)
トルコが国連に英語「Turkey(ターキー)」ではなくトルコ語の「Turkiye(トゥルキエ)」と表記するよう変更を求めた。日本語の表記はトルコのままとなる。
日本も同じ問題がある
日本は「にっぽん(Nippon)」「にほん(Nihon)」であるにも係わらず、国際舞台では英語の「Japan(ジャパン)」と呼称されている。
英語の呼称から現地の呼称に直す風潮からいけばその内「Nippon」にしようという気風が高まるかも知れない。
なお、ジャパン呼称の犯人はヴェネツィアの商人マルコ・ポーロの『東方見聞録』にあるジパング。日本に行ったことの無いマルコ・ポーロが当時の中国語の「日本(ジーペン)」を聞いて表記したと考えられる。
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