赤松健先生が語る「萌え系の終息」を表す3つの現象

魔法先生ネギま!(31) (少年マガジンコミックス) 帝国データバンクが8月19日に公開して、話題となった「アニメ制作会社の経営実態調査」のまとめに書かれていた「萌え系」アニメブームの終息について、漫画家の赤松健先生が3つの現象が起こっていると述べている。

 3つの現象は「男性主人公の不在」「男性の購買力の低下」「男性視聴者が、女性キャラに感情移入できる技術を持つに至った」。特に最後の点ではキャラを性欲の対象として全く見ていない男性ファンが増えているとしている。

 確かに近年は『けいおん!』『ストライクウィッチーズ』『咲-Saki-』『とある科学の超電磁砲』『ひだまりスケッチ』『らき☆すた』と女性主人公とほとんど女性キャラしか出ないアニメが人気となっている。

 上記作品群も萌えの定義によっては萌えアニメになると思うが、美少女ゲームを原作としたアニメにありがちな、男性主人公に大勢の女性キャラクターが好意を抱くハーレムものではない。

 『らぶひな』『魔法先生ネギま!』を描いているハーレムものの巨匠、赤松健先生としては、そういったハーレムものの人気が終息したことを3つの現象から感じ取っているのだろう。赤松健先生は2010年のトレンドは「百合」だと主張していた模様。

 ただ、そんな中、去年最も流行った『化物語』や『とある魔術の禁書目録』では男性主人公が女性キャラを助けることで、美少女ゲーム並かそれ以上のハーレムを形成している。萌え系の終息と言われる中で、ハーレムものの要素を持った作品が人気を博すのは個人的には面白いことだと思う。

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