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• 6万円以下のノートPCを見比べる

　1月25日には台湾ASUSTekの49,800円のノートPC『Eee PC 4G-X』が発売される。7インチワイド(800×480)の画面しかない小さなノートPCを大学進学と同時に買われる方はいないとは思うが、スペックを確認せずに安いノートPCとして買ってしまう方がいないかと私は少し心配している。

　さて、4万9,800円。この価格は破格だ。5万円出せば買えるノートPC、非常に魅力的だ。ただ、7インチワイドの画面、ファイルが保存できる記憶領域が4GBという点は全く一般的ではない。そもそも、マニアックな面白いノートPCという印象が強い。

　そこで、一般的な仕様を持つ低価格なノートPCを調べてみると、世界第1位のPCメーカーであるHP(ヒューレット・パッカード)と世界第2位のDell製が目に付く。

HP Compaq ノートパソコン GJ761AV-AAAD 6720S/CT

　2007年11月27日に発売された『6720S/CT』。楽天市場TRYX3で大特価59,900円で販売されている。TSUKUMOでは79,800円の7,600ポイントなので、確かに特価販売のようだ。性能は、モバイル向けのCeleron 540(1.86GHz)にメモリ512MB、HDD80GBで、15.4インチワイド(1280×800)。

　OSはWindows XP Professional SP2で、書き込めないただのDVD-ROMドライブといった点は見事に法人モデルといったところ。

　2007年7月に発表された個人事業主・SOHO・中小規模企業向けVostroブランドの最安値モデル。Dell直販で59,980円。性能は、モバイル向けのAthlon 64 X2 TK-55(1.8GHz)にメモリ1GB、HDD120GBで、15.4インチワイド(1280×800)。

　OSはWindows XP Home SP2で、Vista Home Basicには差額0円で変更できる。XP ProやVista Businessには差額8400円で変更可能。ドライブはDVD/CD-RWのコンボドライブ。CD-R/RWへは書き込めるが、DVD-R/RWにはファイルを保存できない。

　どうにも法人向けモデルの為、一般個人向けとは言い難いが、個人で買えるので問題はない。

　次に、6万円以下を探すと株式会社KOUZIROのFRVA40が59,980円とある。

FRONTIER FRVA40

性能はモバイル向けSempron 3200+(1.6GHz)。メモリが倍増キャンペーン中で256MBから512MBに無償アップグレード。HDD40GBで14.1インチワイド(1280×800)。

　OSはWindows XP Home SP2で、DVD-ROMドライブと上記2品には若干劣る印象。

　この他では、EPSON DIRECTのEndeavorシリーズが63,840円から存在するが、6万円以下の最安値ノートPCも選べるだけ出てきた。これなら高校生がアルバイトやお小遣い、お年玉を貯めて、自分用のPCを買うことは一昔前より容易だろう。

　まあ、親に買って貰うなら、10万円前後の日本メーカー製が何事も安心だろう。別段、海外メーカーが悪いというわけではなく、日本の一流メーカー製ならPCに詳しくなくても家電製品で馴染みがあって安心感があるという話。

投稿者:九嶋秀二郎 (公開日：2008年1月23日 02:16/最終更新日：2011年1月31日 04:09)

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