ワープロ・表計算・プレゼンテーションなど、Microsoft Office と同等の機能を備えたオープンソースのオフィススイート。
OpenOffice.org は、Sun Microsystems が開発していた商用オフィススイート「StarSuite(StarOffice)」をベースに、無料で利用できる形で公開された歴史的プロジェクトである。
特徴
- Microsoft Office と高い互換性(Word / Excel / PowerPoint 形式の読み書き)
- ワープロ・表計算・プレゼン・データベースなどを統合した総合スイート
- 完全無料で利用可能(オープンソースライセンス)
- Windows / macOS / Linux に対応
- StarSuite(有料版)の機能限定版だがこれで事足りる
当時、メーカー製 PC には Microsoft Office がプリインストールされていることが多かったが、 自作 PC や低価格 PC のユーザーは Office を別途購入する必要があり、その価格の高さが大きなハードルとなっていた。 そこで登場したのが OpenOffice.org で、無料でありながら高い互換性を持つ "Office 代替ソフト" として広く普及した。
歴史的背景
- StarOffice をベースに 2000 年代初頭にオープンソース化
- Microsoft Office の事実上の無料代替として世界的に普及
- Sun → Oracle への買収を経て、コミュニティが分裂
- 後継として LibreOffice が誕生(現在の主流)
- OpenOffice.org 本家は Apache プロジェクトへ移行(Apache OpenOffice)
現在では開発の中心は LibreOffice に移っているが、 OpenOffice.org は "無料オフィススイートの原点" として非常に重要な存在であり、 その後のオープンソースオフィス文化の基盤を築いたプロジェクトである。