メモリ

SDRAM

SDRAM(Synchronous DRAM)、現在ではもう廃れて来ましたが、
Celeron等を搭載した低価格PCではまだ欠かせません。
PentiumⅢやAthlonでも採用されていました。

DDR SDRAM

DDR SDRAM(Double Data Rate SDRAM)は、SDRAMを改良し、
クロックの上がりと下がりの双方で、データ転送が可能にし、単純に2倍の速度を持ちます。
PC3200(DDR400)より広帯域を誇るPC4000(DDR500)PC4300(DDR533)も存在します。

DDR2

DDR2は2004年から登場し始めたDDR SDRAMをより高速に安定動作した製品。
DDR400は当初、DDR2でリリースされる予定だったが、DDRの方でリリースされた。
その為、DDR2 400を選択する価値がほとんど無いものとなってしまい、DDR2は実質533からとなっている。
より広帯域を誇るDDR2 800が登場した。

DDR3

DDR3は2007年から登場し始めたDDR2の後継。
2009年からは主流になると見られている。

RDRAM

Direct RDRAMはRambus(ラムバス)社が開発、販売しているメモリ。
メモリを2枚一組で使用する事によって、高いパフォーマンスを発揮する。
通常は16bitのRDRAMだが、1枚で2枚分の32bit RIMMももある。
32bit版PC800、PC1066をRIMM3200、RIMM4200と言うこともある。

メモリ帯域(シングルチャネル)

SDRAM規格メモリ帯域
PC100 SDRAMPC100800MB/sec
PC133 SDRAMPC1331GB/sec
DDR SDRAM規格メモリ帯域
PC1600 DDRSDRAMDDR2001.6GB/sec
PC2100 DDRSDRAMDDR2662.1GB/sec
PC2700 DDRSDRAMDDR3332.7GB/sec
PC3200 DDRSDRAMDDR4003.2GB/sec
DDR2 SDRAM規格メモリ帯域
PC3200 DDRSDRAMDDR2 4003.2GB/sec
PC4300 DDRSDRAMDDR2 5334.3GB/sec
PC5300 DDRSDRAMDDR2 6675.3GB/sec
PC6400 DDRSDRAMDDR2 8006.4GB/sec
DDR3 SDRAM規格メモリ帯域
PC6400 DDRSDRAMDDR3 8006.4GB/sec
PC8500 DDRSDRAMDDR3 10668.5GB/sec
PC10600 DDRSDRAMDDR3 133310.6GB/sec
PC12800 DDRSDRAMDDR3 160012.8GB/sec
DDR4 SDRAM規格メモリ帯域
PC12800 DDRSDRAMDDR4 160012.8GB/sec
PC17000 DDRSDRAMDDR4 213317.0GB/sec
PC21200 DDRSDRAMDDR4 266721.2GB/sec
PC25600 DDRSDRAMDDR4 320025.6GB/sec
RDRAM規格メモリ帯域
PC800RIMM 16003.2GB/sec
PC1066RIMM 21004.2GB/sec

メモリ帯域(デュチャネル)

DDRメモリは2枚一組で使う事で、2倍の帯域を確保できる。

DDR SDRAM規格メモリ帯域
PC2100 DDRSDRAMDDR2664.2GB/sec
PC2700 DDRSDRAMDDR3335.3GB/sec
PC3200 DDRSDRAMDDR4006.4GB/sec
DDR2 SDRAM規格メモリ帯域
PC3200 DDRSDRAMDDR2 4006.4GB/sec
PC4300 DDRSDRAMDDR2 5339.6GB/sec
PC5300 DDRSDRAMDDR2 66710.6GB/sec
PC6400 DDRSDRAMDDR2 80012.8GB/sec
DDR3 SDRAM規格メモリ帯域
PC6400 DDRSDRAMDDR3 180012.8GB/sec
PC8500 DDRSDRAMDDR3 106617.0GB/sec
PC10600 DDRSDRAMDDR3 133321.2GB/sec
PC12800 DDRSDRAMDDR3 160025.6GB/sec
DDR4 SDRAM規格メモリ帯域
PC12800 DDRSDRAMDDR4 160025.6GB/sec
PC17000 DDRSDRAMDDR4 213334.0GB/sec
PC21200 DDRSDRAMDDR4 266742.4GB/sec
PC25600 DDRSDRAMDDR4 320051.2GB/sec
RDRAM規格メモリ帯域
PC800RIMM 16003.2GB/sec
PC1066RIMM 21004.2GB/sec

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メモリの変遷

2002年度はAthlon XP、Pentium 4共にPC2100、PC2700 DDRSDRAMが標準。
2003年度はPC2700、PC3200 DDRSDRAMが標準。
2004年度はPC3200 DDR SDRAMが標準であると共にPC2 4300 DDR2 SDRAMが登場しました。
2005年度はPC2 4300 DDR2 SDRAMが普及するも標準に届かず。PC2 5300 DDR2 SDRAMも登場。
2006年度はPC2 5300 DDR2 SDRAMを中心に、PC2 6400までが登場。DDR1はPC3200のみ人気。
2007年度はPC2 5300、PC2 6400 DDR2 SDRAMが標準に。
2008年度はPC2 6400 DDR2 SDRAMが標準。DDR3 SDRAMがPC12800 DDRSDRAMまで登場。

CAS Latency(キャスレイテンシ)とは

CAS信号が発行されてから、実際にデータの読み書きが可能になるまでの時間。
数値が少ないほどアクセス速度は速い。CL2とは2クロックかかるという事。CLと表記されている。

ECC(Error Check and Correct memory)とは

メモリへのアクセスエラーを検出し正しく訂正する機能。
通常は必要ないがサーバー等の信頼性の要求される物に搭載される。